知育を意識した赤ちゃんとの遊び方のポイント!赤ちゃんの成長過程と共にご紹介

0歳の赤ちゃんは月齢ごとに目覚ましく成長し、できることがどんどん増えていきます。まだ言葉も話せず意思疎通が難しいため、どうやって接したらいいのだろう?と疑問に思うかもしれません。0歳児は視力や聴力、運動機能や身体の機能、感情が豊かになり好奇心が広がり、心の発達が大きい時期です。月齢毎の発達を知ることで今どんなことができるのかがわかり、ママやパパたちが親子で過ごす時間のヒントになります。赤ちゃんの月齢毎の特徴と遊び方を紹介します。

新生児~2か月の成長と遊び方のポイント

新生児~2か月の成長

あまり動きはなく、ほとんどの時間を眠っています。機嫌が良いときに周囲に反応したり、体の動きと同時に「あー」など声を出したり、明るい光や音がする方に反応したりします。目の前のものを追うことも上手になり、パパやママをじっと見ることもあります。

「心」この時期の赤ちゃんは泣くのが仕事なので、空腹や不快感、不安な気持ちは泣いて訴えるしか手段がありません。「体」新生児期は、「原始反射」が見られます。手をぎゅっと握る把握反射、口に指をつけると吸い付く吸てつ反射、大きな音など外的刺激でビクッとするモロー反射などがあります。

遊び方のポイントは声掛け

赤ちゃんが起きていて機嫌が良いときに何気ない言葉で話し掛けてみましょう。「おはよう、げんき?」や「おなかすいたね」と話し掛けると、返事はなくてもしっかり身近な人の声を聞いています。ほっぺたやお腹をつんつんしてみたり、横抱きで優しくゆらゆらさせて歌ったりするのもいいでしょう。2か月くらいになったら、好奇心を誘うように目の前で音の出るようなおもちゃを揺らし、上下左右にゆっくり動かしてみます。

生後3か月~4か月の成長と遊び方のポイント

生後3か月~4か月の成長

泣いたり笑ったりの表情がはっきりしはじめ、声や音のする方に顔を向けるようになります。自分の手を見つめたり、触ったりなめたりして、手足を動かしたりして、自分の体に興味を持ち始めます。

「心」家族の顔がわかり、あやすと喜んで声を出して笑います。大人も笑顔で応え、おむつ替えのときなども積極的にコミュニケーションをとりましょう。「体」まだ自分からものをつかむことはできませんが、大人がおもちゃを手に持たせると、ぎゅっと握ることができます。

遊び方のポイントは肌の触れ合い

視覚や聴覚、触覚などを使う遊びをします。赤ちゃんの近くで優しく両手をパチンと鳴らしてみると、音のする方を向きます。身体を使った遊びでは、赤ちゃんを仰向けに寝かせて両足をのびのびさせてみたり、軽くマッサージしたりします。足ができたら今度は腕でやってみましょう。4か月~6か月の成長と遊び方のポイント

生後4か月~6か月の成長と遊び方のポイント

生後4ヶ月~6か月の成長

首がすわるようになったり、腹ばいで首をあげたり、身体をねじる動きから寝返りできるようになります。面白そうなおもちゃがあると手を伸ばします。

「心」パパやママなど、身近な人とそうではない人の顔の区別がつくようになります。名前を呼ぶと振り向き、笑いかけると笑顔を返します。「体」首が180度自由に動き、視界が広くなります。動くものを目で追う追視の力が高まり、小さな物を見る力もつきます。また、声や音のするほうにパッと振り向きます。

遊び方のポイントは一緒に体を使う

パパやママは仰向けに寝そべり、赤ちゃんをうつぶせにして身体に乗せます。船やラッコのように、どんぶらこと左右に揺らしてみましょう。またシーソー遊びもおすすめです。パパやママは足を前に伸ばした状態で座り、太ももの上に赤ちゃんを向かい合わせで座らせ、ゆっくり後ろに倒したり、前に起こしたりします。

生後6か月~8か月の成長と遊び方のポイント

生後6か月~8か月の成長

興味のあるものをつかむなど、色々な素材は触って確かめます。隠したものが出てくることも予想できるようになり、遊びの幅が広がっていきます。おすわりができるようになる子もいる時期です。

「心」指差しが始まるころ。欲しいものがあると指をさし、「あーあー」という声を出しながら、意思を伝えようとします。「体」最初は両手で上体を支えながら、腰がしっかりしてくると両手を離しせすじを伸ばしておすわりができるようになります。ねんね期よりも視界がぐんとひろがります。

遊び方のポイントは家にあるものを積極的に取り入れる

大人とコミュニケーションを楽しみながら、言葉やものをやり取りする遊びをしましょう。「どうぞ」と言いながら何かおもちゃを渡して、返してきてくれたら「ありがとう」と言います。また、赤ちゃんの方にボールを転がしてみると取ることができます。ハンカチやタオルを使っておもちゃなどを隠したり出してみたり、いろんな方法でいないいないばあを楽しんだりできます。

生後9か月~11か月の成長と遊び方のポイント

9か月~11か月の成長

つかまり立ちやつたい歩きができるようになってきます。言葉も少しわかるようになってきて、身体を使って表現します。

「心」自我が芽生え、ママへの愛着も強くなるので後追いがより激しくなる場合もあります。トイレに行くときなどは「そばにいるよ」と声をかけてあげましょう。「体」手先が器用になり、親指と人差し指で上手に食べ物をお皿に入れると、つまんで口に運び自分で食べます。

遊び方のポイントは楽しく歩ける練習する

つかまり立ちができるようになったら、段ボールを少しずつ動かし歩く練習をします。つたい歩きができるようになったら、赤ちゃんが届くような高さのテーブルなどで人形やおもちゃなどを使い、追いかけっこをしてみましょう。楽しくつたい歩きの練習ができます。

1歳の成長と遊び方のポイント

1歳の成長

少し歩き歩き始める子供や、卒乳が始まります。記憶力もあり、大人のしたことを覚えてマネをするようになります。

「心」自己主張・自立心が強くなり、なんでも自分でやりたい気持ちが育ちます。自分の思い通りにいかないと「かんしゃく」を起こしてジタバタすることもあります。「体」つたい歩きから、ひとりでしっかりと歩くのが上手になります。まだ土踏まずがないので、足の裏全体でぺたぺたと歩き、転ぶこともあるので、注意しましょう。

遊び方のポイントは興味を引き出してあげる

少よ歩けるようになると、手に届くようになるものが増えるため、様々なものに興味を持ち始めます。手遊びを教えてあげると楽しく遊ぶことができます。イタズラなど好奇心が盛んな時期なので、新聞やチラシなどを与えて、びりびり破きます。手先を器用になるので、積極的に遊ばせてあげましょう。段ボールなどを利用して坂をつくり、ボールやペットボトルなど転がす遊びも喜びます。

まとめ

このように新生児から1歳までの発育は月齢ごとに著しく、個人差も大きくあります。知育玩具を用意することも良いですが、家にあるものや、体を使って遊ぶこともできます。好奇心旺盛な時だからこそ、できるだけ危なくないように大人が環境を整え、赤ちゃんが思いっきり遊べるようにしてあげたいものです。子供と一緒に楽しく遊んであげることが一番の成長にも繋がりますし、愛情も伝わります。