赤ちゃんや子供の奇声は大丈夫?どうして奇声をあげるのか年齢ごとに対策法をご紹介

赤ちゃんや子供が急に奇声をあげて困ることがありませんか?もしかして発達障害かもしれないと疑ってしまった方もいるのではないでしょうか。例えば、電車に乗っている時やお買い物中に騒ぎ出すと、早く静かにさせようと慌ててしまいます。早く静かにさせようと、いつもお菓子お与えていると、奇声をあげる=お菓子がもらえると学習してしまいます。では、どうして赤ちゃんや子供が奇声をあげるのか、対策法はあるのかを月齢ごとにご紹介します。

赤ちゃんや子供はどうして奇声をあげるの?

何か不安があるとき

知らない場所に行ったり、初めて会う人に会うと、赤ちゃんや子供は大きな不安を抱えます。少しでも気持ちを和らげるために大きな声を出して精神状態を安定させようとします。

声を出して遊んでいるとき

自分の声が少しずつ出せるようになると、この頃から聴覚が発達し声が認識できるようになります。声を出すことが楽しくて、奇声を出して遊ぶようになります。

何かを訴えたいとき

まだ話せない年齢の子供によくあります。1歳くらいから自分の意志が強くなり、パパやママになにかを伝えないけれど上手く伝えられず、わかって欲しいのにわかってくれないというときに奇声をあげることがあります。

奇声をあげやすい月齢は?対策法とは?

生後3ヶ月~4ヶ月

奇声をあげて泣き続けることがあります。特に夕方ごろになると眠くなってきたり疲れてきたりして機嫌が悪くなり、オムツを換えてもあやしても泣き止まず、子育てが初めてだと、どうしたらよいのかと困るでしょう。

対策法

このように黄昏(たそがれ)泣きが始まったら、室内を明るくして、本を読んであげたりマッサージしてあげたりして、ゆったり過ごせるようにします。無理に泣き止ませようとするとかえって悪化する場合もあるので、この時は仕方ないと諦め、心に余裕をもって向き合いましょう。きちんと昼寝をさせると黄昏泣きが治まる場合もあり、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。

5ヶ月~7ヶ月

聴力や発語の力が発達してきて、自分の声が面白い、いろんな声を出してみたいという時期ですが、まだ声量のコントロールはできません。奇声をあげて楽しく遊んでいるという感じで、ニコニコしているようなら問題ありません。

対策法

この時期はパパやママの言うことを理解するのが難しい時期です。しかし、外出時に公共施設など静かにすべき場所では、きちんと教える必要があります。人差し指を口の前にあてて、「シー」というポーズをして、少しずつ根気よく教えていきましょう。すぐにはできませんが、段々と大声を出してはいけないのだと理解していきます。

8ヶ月~10ヶ月

段々自我が芽生えていく時期ですがまだうまく言葉に出せないため、思い通りにならないと奇声をあげます。まだおもちゃで遊びたいとか、お風呂に入りたくないとか、自分の思い通りにならず悔しい気持ちが表れます。

対策法

奇声をあげたことを叱るのではなく、なぜ大声を出してはいけないのかを教えます。「大きな声を出すとみんながびっくりするよ」とか「みんながいる所では静かにしようね」とか声をかけましょう。

1歳~2歳頃

自分を受け入れてほしいとか、注目してほしいとか欲求が出てくる時期です。また奇声をあげた時の周りの反応を見ていることもあります。特に2歳くらいになると自己主張も出てきて、うまく言葉に出せなかったり、感情表現の仕方がわかったり、上手に身体を動かせず奇声を出します。まだまだ経験も浅くどうすればよいのかわからず、ストレスになって奇声を出していることもあります。

対策法

注目して欲しくて奇声をあげている時は、話し掛けたり笑いかけたりなどして、注目してあげましょう。時には家事などかまってあげられないこともありますが、その時は「今からご飯作るからちょっと待っててね」と声がけをして、きちんと待てたら褒めてあげましょう。パパやママから愛されているんだと安心感を得たいのです。メリハリをつけて、遊んであげられる時は十分にかまってあげましょう。まだ上手く言葉に出せないことを「○×をしたかったんだね。それは悔しかったね」と気持ちを代弁してあげたり、抱きしめて気持ちを落ち着かせてあげたりすることも大事です。

公共の場で奇声をあげる時はどうする?

冷たい視線を浴びがちな電車内やバス、飛行機などパパやママが困るシーンがあります。特に2歳くらいになるとイヤイヤ期に入り、どんなに声をかけてもぐずることもあります。よくお菓子をあげるという方法がありますが、できれば出かける前は昼寝などさせて元気でいること、そして空腹を避けることが大事です。眠いこと、お腹が空いていることは大人と同じで不機嫌になりやすいのです。また赤ちゃんは、悪気があって奇声を出すわけではなく、初めてだったり普段あまり乗らない電車など不安だったり楽しい気持ちなどを言葉の代わりに出しています。それからママやパパは、周囲にいる大人に「ご迷惑おかけしてすみません」という気持ちを出すことが大事です。周囲への気配りを大切に、赤ちゃんとのお出かけに慣れていきましょう。

まとめ

赤ちゃんの奇声はほとんど心配ないことが多く、特に1歳児はまだ言葉が上手に話せないため、声を出すことで表現しています。さらに声の調節をまだうまくできないので、発声練習をしているのです。不機嫌な奇声ではなく、ニコニコしているようなら問題ありません。

奇声には月齢ごとに理由があり、仕方ない部分と対策を立てることができる部分もあり、パパやママがしっかりサポートしていきましょう。赤ちゃんや子供がうまく表現できない言葉を代弁して受け入れることで、子供たちも愛されていると安心して落ち着いていきます。また公共の場では、周りへの気遣いも大事に、お出かけ楽しんでいきましょう。

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