兄弟仲良く遊んでくれている時はいいのですが、気付いたら喧嘩が始まっていたりして大変なことに。わたしは、3姉妹なのですが、3人とも全く性格が違います。幼い頃はよく喧嘩をしていました。わたしの親は、特に兄弟喧嘩の仲裁に入ることはしませんでしたが、いつの間にか仲直りしていました。恐らく姉がまとめてくれていたのかなと思います。
今回の記事では、兄弟を育てていく上で気を付けることや、接し方のポイントを解説していきたいと思います。
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もくじ
差別をしない
「○〇だから~」は使わない
兄弟同士で物の取り合いや喧嘩をしてしまった時に「お兄ちゃんなんだから~」「お姉ちゃんなんだから~」と、つい言ってしまいがちですが上の子も好きでお兄ちゃん、お姉ちゃんになったわけではありません。
お母さんは下の子が産まれて赤ちゃんのお世話で忙しくなる為、前ほど上の子に構う事ができなくなります。上の子は寂しい気持ちを抑え子供ながら色々なことを我慢しています。上の子供に言い過ぎない方ことがポイントです。下の子供に優しくして、自分には、厳しくなったと思ってしまい、何かと反発してきます。
このセリフは言わないよう心掛けておきましょう。
なるべく平等に、そして納得してもらう
上の子と下の子の与える物が違ったり差がつくと兄弟同士、納得しない時があります。
例えば、ごはんの時など上の子に比べて下の子のごはんの量が少ないと下の子は上の子とご飯の量が同じでないことに泣き怒り、納得しようとしません。
兄弟同じ量をだしても、下の子は同じ量を食べれないのでそんな時は「おかわりがあるから全部食べて、もし足りなかったら言ってね」と伝えると納得してくれます。
また、上の子と同じ量にして「食べれなかったら残してもいいからね」と伝えて用意することでも納得してくれます。
兄弟喧嘩に親が止めに入らない
つい、兄弟同士で喧嘩をしてしまうと下の子をかばい、上の子を叱ってしまう事があります。子供同士、喧嘩をする事で成長しているんだという気持ちで親は見守ってあげましょう。
しかし、手がでてしまったり物を投げつけたりしてしまうなど危ない時は親が止めてきちんと伝えましょう。

兄弟の特徴
兄弟だから性格も同じというわけではありません。生まれた順番や、子供たちの環境や親の子供の子育ての接し方や意識の変化によって性格に違いがでてきます。
一番上、真ん中、末っ子の性格・育て方
一番上
親が初めての子育てということもあり、色々なことに力が入り、手をかけて育ちます。子供の性格として、慎重でまじめで内向的な傾向があります。我慢させられることも多いので、時には枠を外すことをさせてあげたり、甘えさせてあげる事が大切です。
真ん中
親が子育てに慣れて取り組むことが為、色々なことがアバウトになります。
子供の性格として、のびのびとおおらかでマイペースな傾向があります。
また、上の子の姿を見て学び育つ為、空気を読むこともでき、どうしたら叱られたり、怒られたりしないかも察する事ができたりします。
真ん中の立場のため、どうしても親の目が届きにくく、存在感が薄くなりがちで、「寂しい」と感じている事もあります。構ってあげる事を忘れないようにしましょう。
末っ子
生まれた時には親だけでなく、上の子も手をかけて接してくれます。
子供の性格として、甘えっ子な傾向があります。
一番下という事もあり、つい色々と手をかしたり甘やかしてしまい過保護になりがちになります。子供の為にもなるべくチャレンジさせたり、自分でやろうとしていることは、やらせるようにしましょう。
赤ちゃん返りの対処法
下の子が産まれると、必ずと言っていいほど上の子にでてくる赤ちゃん返り。
前まで出来ていたことをやらなくなり、赤ちゃんのように戻ってしまったような事を言います。環境の変化や下の子が産まれた事で上の子に起こりやすいと言われています。
赤ちゃん返りの原因
今まで上の子を見てくれていたのに、下の子が産まれた事で親が下の子のお世話で、忙しくなり上の子に構う時間が減ってしまう為に起きてしまいます。
「もっと自分を見てほしい」「こっちにも構ってほしい」という気持ちから、わがままを言ったり、親から離れなくなったり、今まで出来ていたことをやらなくなり、自己主張が増え、親を困らせたりします。
赤ちゃん返りは成長の証
下の子のお世話で忙しいのに、上の子の赤ちゃん返りにも対応すると更に手がかかってイライラしてしまいますよね。怒りたくなりますが、まずは怒る気持ちを抑えましょう。
上の子も自分で色々できるようになったといっても、まだ不安なことも多く、「自立」と「甘え」を繰り返しながら成長していきます。
上の子の赤ちゃん返りの「甘え」を受け止めてあげる事で、大きくなった時に、自立できるようになるのです。
赤ちゃん返りに対応する方法
甘えを受け止める
子供を甘やかすのは良くない、と思う方も多いかもしれません。
ここでいう甘えはおもちゃやお菓子など物を買い与えたりすることではありません。あくまで子供が抱っこやおんぶなどを求めてきたり、一緒に遊んだりするなどスキンシップを受け止めてあげる事です。
受け止めてくれた事で子供は「自分は大切にされているんだ」と実感し精神的に安定する事ができるのです。
怒らずに「ありがとう」と伝える
子供の赤ちゃん返りにイライラしてしまい怒ってしまう事もあると思います。しかし、怒ってしまう事で余計悪化して酷くなってしまう可能性があります。子供も好きで赤ちゃん返りをしたいわけではありません。
いつも子供が当たり前にしていることを「ありがとう」と声に出して伝える事で、「ちゃんと自分の事をみてくれているんだ」と安心した気持ちになり自己肯定感も高まります。
上の子を優先させることが大切
一番上の子供は、下の子の面倒で手一杯になってしまっているママのことをよく見ているので、自然と我慢していることもあります。優先といってもなんでもわがままを聞いてあげるというわけではありません。一番に気に掛けて愛情不足にならないようにするということです。
上の子だけとの時間をつくる
下の子が産まれた事でママは上の子を見る時間がなくなり、上の子は甘える時間が減ってしまい寂しい気持ちになってしまいます。そんなときは、下の子を少しの時間、パパや祖父母に預けるなどして、「上の子だけと過ごす時間」を作りたくさん甘えさせてあげましょう。そうすることで子供の気持ちは満たされていくのです。
まとめ
兄弟の育て方について解説しました。親としては兄弟仲良く育っていくことが理想だと思います。
一緒にいると喧嘩ばかりしてしまい難しいと思う事もありますが、子供達を見守り、受け止め、子供達に1人1人の存在が大切だという事をきちんと伝えてあげて育てていきましょう。親にとって一番大切はポイントは、兄弟それぞれ性格もあるので、その中で比べないであげることです。その子の良さを引き出してあげるようにしてください。
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